必死に話題を作ってるんだけど、会話が盛り上がらないのは何故だ?
分かります。コミュニケーションって難しいですよね。
人と会話をする時に、ふと思うことがあります。
しゃべろう君と話すときは会話が盛り上がるのに、だまろう君と話すときは会話が盛り上がらない。むしろモヤっとする。
この違いは一体なんでしょうか。せっかく会話をするなら楽しい時間を共有したいですよね。
そこで今回の自分磨きは、お互いに楽しい時間を共有できる”得する話しかた”を用意しました。
この記事を読み終えたあなたは、相手が喜ぶコミュニケーションのコツを掴むことができます。人間関係をより良いものにしたい人はぜひこの記事を読み進めてみてください。
人に好かれたいです!
好かれていきましょう!!
100%得する話しかたは自己肯定感を高めあうこと
記事の結論をわかりやすく伝えると、次の通りです。
コミュニケーションを通じて相手に良い気分になってもらい、お返しとして自分も良い気分にしてもらう。つまりwin-winな関係を作ることがこの記事の結論です。
相手に気分よくなってもらう話しかたを大きく3つに分けて紹介していきますね。
なるほどー。とりあえず、これをやっておけばOKみたいな行動はないのかい?
あります。これを徹底してあげれば、きっと相手は喜んでくれますよ。
得するためのアクションプラン
今回の記事でお勧めするアクションプランはこちらです。
相手の話してる内容を徹底的にオウム返しする
なんとなく簡単にできそうですねぇ。
意識すればかんたんにできますよ。
このアクションプランを行うことで相手の自己肯定感が高まり、たくさんの人があなたと話をしたくなるでしょう。
どうしてオウム返しをするだけで、相手の自己肯定感が上がるんだろー?
理由を少しでも知りたいと思ったあなたは、このまま記事を読み進めてくださいね。
徹底して行う3つのこと
最初に説明をした
相手に良い気分になってもらう
この状態になってもらうには、次の3つのことを徹底して行う必要があります。
- 考えかたを変える
- 相手の話題を絞りだす
- 最高のお客さんになる
上記のことをしてもらった相手は自己肯定感が高まり、あなたに感謝をしたくなります。
すると相手は何らかの形で恩を返したくなり、結果としてあなた自身の自己肯定感も高まるという好循環ができあがります。
これが得をする話しかたの大まかな流れです。
ちなみに自己肯定感とは、自分自身を価値ある存在として肯定できる感情のことを言います。では具体的に何をすべきなのか読み進めていきましょう。
考えかたを変える
友人や恋人、あるいは仕事仲間と話をするとき、あなたは何を考えていますか?
僕は相手の話の面白いところを見つけたら、鋭い切り口で笑いを取ることかな。
僕は話を振られたらなんて返そうか常に怯えています。
この2人に共通することは、相手の話を聞いてるようであまり聞いていないところです。
話すことが好きな人は、次に何を話そうか考えています。話すのが苦手な人は、話を振られたらその場をどう乗り切るかを考えているでしょう。
つまり僕たちは相手の話を真剣に聞けていないのです。
では逆に話をしてる人は何を考えているのでしょうか。それは相手が真面目に話を聞いてくれているかどうかです。更に言うと話し手が真剣に話していればいるほど敏感になっていきます。
わかりやすいところで言うと、好きな人に告白するときや、人に対して怒りをぶつけているときです。
告白したり怒ったりするときは、相手に気持ちが伝わっているか気になりますよね。そのとき相手が困った顔をしていたり、上の空だったりしていると、
あっ。困ってる…。脈なしかも…。
あっ!上の空だ…!少しも反省してないな!!
このような感じで、敏感に相手の感情が分かると思います。ですから相手の話を聞くときは、誰よりも真剣に聞く。
これを徹底するだけで、相手はあなたとの会話が楽しくなり、色々な話をしてくれるようになります。
つまり話を聞く考えかたを変えることはとても大切なのです。
舞台から降りて話を聞く
真剣に話を聞くことはわかりました。でも喋りたくなったらどうしよう。
そういうときは、あなたが舞台から降りるところをイメージしてみてください。
例えば漫才をやるとしたら、ボケかツッコミのどちらかを想像しますよね。しかしあなたはボケでもなくツッコミでもありません。
あなたは裏方の音声さんや照明さんです。深夜のバラエティー番組みたいに笑い声などは入るかも知れませんが、決して喋ることのない存在。つまり盛り上げ役に徹するのです。
このイメージがしっかりできてしまえば、なにか面白いことを思いついても、
おっと。俺は照明さんだから、相手にスポットライトを当てなくちゃ。
このように相手の話を最後まで聞けるようになるでしょう。
しかしこういうことを言うと、次のような相談が来ることを予想します。
俺、モテ杉くんの惚気(ノロケ)話を聞くのが辛いんだ。
これも考えかた1つでカバーできます。
嫉妬を感じないコツ
これも舞台から降りる考えかたでクリアできます。
人と比べてしまうのは、自分が相手と同じ舞台に立っているからです。ですからまずはその舞台から降りましょう。
そして相手にスポットライトを当てて、その人の話を真剣に聞くことです。友人のモテ杉くんがどれだけモテエピソードを話してきても、それに対抗する必要はないのです。
なぜならあなたは舞台から降りた照明さんであり音声さんだからです。比較する必要なんてありません。相手が楽しく話をしてくれたらOKです。
同じステージに立ってると思うからいけなかったんだ。
その通りです。
もう1つの考えかた
舞台から降りるイメージはできました。
じゃあ、大丈夫だね。
仮にですけど、嫌いな人の話を聞く場合はどうすればいいのでしょうか?
確かに。舞台から降りたらそのまま帰ってしまいそうだね。
苦手意識がある人の話を聞くのは、たしかに苦痛ですよね。そんなときにはもう1つの方法があります。
しかしこの方法は相手に対して公言してはいけません。頭の中でイメージをするだけです。
裏技ですか?
裏技です。
その方法がこちらになります。
相手の最後の言葉だと思って受け止めること
これはあなたの想像次第でいくらでも膨らみますが、ここでは転勤や転校にしておきますね。このように想像をすることで、
色々と思うことはあるけど、今日が最後だからな…。よし。聞こう…!!
と思えるようになり、最後まで話が聞けるようになるでしょう。
相手の話題を絞りだす
相手の話を聞く考えかたが理解できましたね。
残りの2つは具体的に何をすればいいのかを説明していきます。
その方法は相手の話す内容に対してある手法を使い、話の話題を絞りだしてしまうことです。
きっとすごい技を使うに違いない。
最高の手法を教えます。
オウムリターンの徹底
それはオウムリターンを徹底してやることです。
これは知ってます。相手が言ったことをそのまま繰り返すことでしょ。
これを聞いたあなたも「知ってるよ。」とツッコミを入れているかもしれませんね。
しかし僕たちがオウムリターンを正しく使えているかというと、正直なところ正しく使えていないと思います。
なぜなら相手の言ったことを繰り返すだけではなく、無意識に自分の意見も付け加えているからです。
た、確かに…!!
それの何がいけないのか具体例を紹介しますね。
先日食べたラーメンが美味しかったという話
昨日、一刻堂で食べたラーメンがめちゃめちゃ美味しかったんだ。
ラーメンが美味しかったんだね。あそこの店はラーメン以外も美味しいよね。
そうなんだ。オススメはなに?
やっぱりチャーハンが神がかりに旨いよ。
このように、ラーメンの話から相手の意見が加わることでチャーハンの話へシフトチェンジしました。
内容が悪いわけではないですが、ラーメンの話はできませんでしたね。オウムリターンを徹底するならこうなります。
昨日、一刻堂で食べたラーメンがめちゃめちゃ美味しかったんだ。
ラーメン美味しかったんだね。
そうなんだ。久々に食べたけど最高だったわい。
そんなに最高だったんだ。
特に豚骨ラーメンが最高で、なやみさんにも是非食べてもらいたい!!
全部喋れて、満足満足。
このようにオウムリターンを徹底することで、話し手は喋りたいことをすべて話すことができました。
雑談ではいいけど、悩み相談は意見を言ってあげるべきだよね。
それも正直なところ言わなくて大丈夫です。
なんかそれは寂しい。
解決もアドバイスもしなくていい
人に相談されると僕たちの優しさライセンスが発動されて、ついアドバイスをしたくなります。しかしそれは必要なくて、ここでもオウムリターンが有効になります。
なぜなら、人は自分が心の底から思ったことでなければ行動しないからです。
具体例として、オシャレになりたい人の悩みを受けたパターンを用意しました。
俺は今よりもオシャレになりたい!!
オシャレさんになりたいのか。じゃあ服屋さんに全身コーデしてもらったらどうかな?
好みじゃない感じになったらお互いに気まずいし、買わなかったら店員さんに悪いしなー。
そっかー。
このようにアドバイスをしても、行動にはなかなか移せません。オウムリターンを徹底した場合は次のようになります。
オシャレになりたい!!
オシャレになりたいんだね。
かっこいいと思った服を着てもなんか違うんだよなー。
なんか違ったんだー。
なんだろう?なんか服に着させられてる感じがする。
着させられてる感じがするのか。
てことは…。体型に問題があるのかも。まずは痩せようかな。
このようにオウムリターンをしていくことで、
あっ。オシャレとかその前に体型に問題があるのかも。。。
と本人の中で結論が出てきたりします。
もっと根深い人間関係で悩んでいる時は、自分の考えで頭がいっぱいです。相談しておいてなんですが、他の人の意見が入ってくると、余計にこんがらがってしまいますよね。
だからオウムリターンを徹底してあげるべきなのです。相手が答えを見つけるきっかけを作るだけで充分役目を果たしていると言えます。
しっかりと言葉をキャッチしてあげることが大切なんですね。
キャッチしてあげることが大切なんです。
最高のお客さんになる
オウムリターンの大切さは分かったけど、他にできることってないの?
オウムリターンで充分満足してもらえるけど、もっと良くしたいと思うならこの3つをやるといいですよ。
イメージとしては芸人さんのネタを最前列で見てめちゃめちゃ笑ってくれる人。つまりあなたが話し手にとって、最高のお客さんになってあげることです。その方法は次の通り。
- リアクションを3倍にする
- 呼吸をするように褒める
- 相手の価値観を見つけてあげる
1つずつ解説していきます。
リアクションを3倍にする
相手の話を聞くときはリアクションを大きくしたほうが喜ばれます。なぜなら反応が無いと話し手は不安になるからです。
ではなぜリアクションを3倍にする必要があるのでしょうか。それは僕の過去の体験談をもとに説明しますね。
ロックダンスの表現力
僕が20代前半のころ、先輩に誘われてロックダンスというジャンルのダンス(SMAPの中居さんが得意なダンス)を踊っていました。
その時に先輩からよく言われたことがあり、その内容は「動きが小さい。」です。
自分の中では大きく動かしているつもりでも、相手から見える姿はこじんまりと小さく見えます。実際に撮影された練習の映像を見ると確かに小さいのです。
これは聞くときのリアクションにも同じことが言えます。相槌ひとつでもちょっとやりすぎかなと思うぐらい動かすことで、ようやく相手は、
あっ。聞いてくれてるな。
と感じとってくれるのです。その中でも、とてもかんたんで相手に3倍伝わるリアクションがあります。
それは手を叩きながら笑うことです
時と場合では良く思われないかもしれませんが、話し手は目立つところに向かって話をしたくなるものです。
実際に友人たちからは、
いまけいはリアクションがいいから話してて楽しいわ。
と言われることがあります。あまり意識して行ったことがない人は、ぜひ手を叩きながら笑ってみてください。きっと相手もいい笑顔になっていると思いますよ。
呼吸をするように褒める
相手の話を聞くときにオウムリターンを使うことは理解できましたよね。更にこのオウムリターンに自分の意見を加えてしまうと、相手の話題が変わってしまうことも把握できました。
だから自分の意見は言わないようにしているよ。
実は自分の意見を言っても話題が変わらない方法があるんです。
な、なんだって!?
それは相手の意見を褒めることです。褒めるだけなら相手が喜ぶだけで、話題が変わることはありません。
意見を褒められて手を叩きながら笑ってくれる。もうあなたは話し手にとって最高のお客さんになっているに違いありません。
でもなんて言葉をかけてあげればいいの?
褒め言葉は次の3つに絞りました。
3つの褒めことば
いつでも使える3つの褒め言葉は次の通りです。
- 素敵
- 面白い
- こんなの初めて
これは僕の感覚ですが使いやすい順番は、
- 面白い
- 素敵
- こんなの初めて
こんな感じになります。
面白いの使いかた
面白いはとても使いやすいです。なぜなら自分が面白いと感じさえすれば、相手に伝えることができるからです。単純に面白い話はもちろんですが、自分と真逆の意見を伝えられた時もそのギャップに対して、
なるほど。面白い意見ですね。
と使うことができます。つまり面白いはなんでもいける万能型の褒めことばと言えるでしょう。
素敵の使いかた
素敵は少し難易度が上がります。なぜなら素敵とは、優れていることを指しているからです。なんでもいいわけではなく、相手にも納得のいく説明が必要になります。
例えば話の最中で服を褒めたのであれば、なぜその服を褒めたのか、自分なりの意見を伝える必要があります。
そんなかんたんに人の良いところを見つけれないです。
そのコツを掴むためには、
日頃から人のいい所を探す癖をつけておく
これをおすすめします。
あの人の髪型は、いつも整えられていて素敵だ。
あの人の服装は、常に最新のトレンドを取り入れていて素敵だ。
難易度が少し上がりますが、うまく伝えられると相手はとても喜んでくれますよ。
こんなの初めての使いかた
最後のこんなの初めては、単純に使う頻度が少ないので難易度が少し高くなります。僕が使うときは新しい発見や気づきがもらえたとき、相手に伝えるようにしています。
例えば仕事仲間から新しいゲームの情報や、最近行った飲食店の話をされた時などに、
おぉ。その情報聞けたの初めてですわー。
と伝えています。
伝えてみた感想としては、誰かにとっての初めては、なかなかもらえないので不思議と喜ばれるものだと感じました。
小さな気付きでも出し惜しみせず、どんどん言葉にしてみましょう。
価値観を伝える
人との会話を真剣に聞くことでわかること。それはその人の価値観に気付けることだと思います。
価値観とは“その人が何を大切にしているか”です。具体的には“仕事よりも家族を大切にしている”とか“勉強よりも部活動を大切にしている”“努力よりも結果を大切にしている”などです。
もしそれに気づくことができたら、その価値観を相手に伝えてあげましょう。なぜなら人は価値観を判断基準にしていくと物事がうまくいきやすいからです。
それを教えてくれた人には、絶対に感謝をしたくなります。
しかしこれはとても難しいことだと思うので、100%得する話し方の最終目標なんだと思います。
間違った価値観を伝えた場合、トラブルになりそう…。
だから伝えるときは、確信が持てたときだけで良いと思うのです。
得するための代償
100%得する話し方を実践していけば、言葉の通り100%得することができると思います。なぜならあなたが相手のために、最善を尽くしているからです。
つまり愛される努力が必要なんだと感じました。
しかしその努力をすることで、あなたと話をしたいと思う人が増えて、あなた自身の自己肯定感が高まり毎日が楽しくなると思います。
であればその努力は無駄にならないはずです。
人から求められるようになりたいと思えたら、今いる舞台から降りて、相手に照明を当てることから始めてみましょう。
思ってた話しかたと違って面白い内容でした。
他にも本書では、こんなの初めてだと思える内容が載っています。もっと知りたい方はこちらからどうぞ。
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